野良猫を飼う

野良猫を飼う時にかかる初期費用と年間・生涯飼育費

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野良猫を自宅で引き取りペットとして飼った場合、生涯飼育費用は300万円以上かかります。キャットフード・猫グッズ・予防接種・血液検査・避妊手術と去勢手術・診察代に、猫の年齢が上がるにつれ医療費も高くなります。

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野良として生まれた猫には、ペットショップで売られている血統書付き猫のような優雅さはないでしょう。個性的なブチ模様や、目ヤニだらけの瞳をしていたり、生まれた環境が容姿に表れているようです。だけど可愛い、特別な猫。

野良猫を保護してペットにする場合は、飼い始める前に動物病院で健康診断・ワクチン接種・避妊手術をしましょう。里親ボランティアから譲渡してもらうとワクチン接種済みがありますが、譲渡の際に初期費用として請求されるケースがあります。

長生き猫なら20年は生きます。高齢になるにつれて病院にかかる機会が増え、一般キャットフードよりも価格の高い治療食が必要になるでしょう。

生涯を大切な家族として一緒に過ごすには、約300万円かかります。毎月の飼育費用はそれほど多くありませんが、家計の負担にならないよう年間飼育費を計算しておきましょう。

野良猫を飼うために必要な初期費用は3万円

野良猫を引き取ったら、健康診断・予防ワクチン接種・血液検査を受けましょう。飼育に必要なトイレやキャットフードも購入します。

まずは、動物病院で獣医師の診察を受け、健康状態をチェックしてあげましょう。血液検査は初回のみ、三種混合ワクチンは年1回継続して打ちます。

ほとんどの野良猫が、ノミと寄生虫を持っています。ノミはローションタイプの外用薬を皮膚にたらし、寄生虫は飲み薬で治療します。

里親ボランティアで保護している野良猫たちは、診察と治療を受けている場合が多いです。猫の本体代はかかりませんが、初期費用として請求される可能性があるので、確認しておきましょう。

【動物病院で受ける健康チェックの費用】

  • 血液検査(エイズ・白血病など) 5000円
  • 3種混合ワクチン 5000円
  • ノミと寄生虫の治療 3000円
  • その他診察 2000円

【合計費用】約15000円

次に、猫の飼育に必要なキャットフードや猫用品にかかる費用です。キャリーケース・キャットフード・トイレは、引き取る前に用意しましょう。その他は、自宅に迎えてからでも間に合います。

【猫を飼うのに必要なフードと猫用品】

  • キャリーケース 3000円
  • ケージ 10000円
  • キャットフード 1000円
  • 猫のトイレ本体 2000円
  • 猫の砂 500円
  • 食器 1000円
  • 水入れ 500円
  • 爪とぎ 1000円
  • シャンプー 1000円
  • 爪切り 1000円

【合計金額 約21000円】

猫のノミと寄生虫の治療が終わるまでは、ケージ飼いをしましょう。一緒の布団で寝ると人にノミがうつる危険があるので、遊ばせる時は部屋に出し夜はケージで休ませます。

食器や水入れは100円均一で購入できます。シャンプーは人間用を使わず、ペット用を選びましょう。爪切りは人間用で代用できます。

【あると便利なもの】

  • マイクロチップ 10000円
  • 首輪 1000円
  • 除菌・消臭スプレー 1000円
  • 掃除用具 1000円
  • 空気清浄機 15000円
  • 猫用ホットカーペット 3000円
  • 猫用クールマット 2000円
  • キャットタワー 1万円

【合計金額 約42000円】

マイクロチップは、米粒大の小さなカプセルを猫の首の後ろに埋め込み、データを登録させるものです。迷い猫になった際に飼い主を見つける手がかりとなり、地域によって装着にかかる費用を補助が受けられます。

猫を飼い始めると、部屋が汚れやすくなります。抜け毛をこまめに掃除して、除菌消臭スプレーで部屋を清潔に保ちましょう。

野良猫を飼うためにかかる初期費用の、必要最小限金額は3万円。あると便利な飼育用品を合わせると、7万円かかります。

猫の医療費は人間より高い

ペットが病院にかかると、1回の診察で5000円程度かかります。猫には健康保険がないため、任意でペット保険に加入する方が増えています。

人間が風邪をひいたとしても、病院の診察代とお薬代にかかる費用は2000円程度でしょう。国民健康保険・社会保険ともに個人で負担するのは医療費の3割なので、ドラッグストアで市販薬を買うよりも安く済むのです。

しかし、猫や犬には健康保険がないので思いのほか高額な出費となります。診察費や治療費は動物病院によって違いますが、鼻水と目やにが気になり診察を受けただけで、5000円以上かかることが良くあります。

先天性の持病を持っていたり、体が弱く育ってしまう野良猫もいますが、医療費をかけずに飼育するには「猫を健康に育てること」が大切です。

フン尿をチェックして色や固さに異常がないか、食欲・目やに・毛づやに変化がないかなど日々の健康状態を把握し、気になることがあれば早めに獣医に相談しましょう。適度に運動させ、飼い主と一緒に楽しみながら健康づくりに取り組んでくださいね。

去勢手術・避妊手術は2万円

生後3ヵ月以降になったら、オス猫は去勢手術・メス猫は避妊手術を受けます。

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飼い猫の去勢手術と避妊手術は必ず受けましょう。震災時にたくさんの飼い猫が飼い主とはぐれ、野良猫化した事例があります。避妊手術を受けていないと、緊急時に野良猫を増やしてしまう恐れがあるのです。

去勢手術を受けたオス猫はスプレー行為をしなくなり、避妊手術を受けたメス猫は発情しなくなります。手術代がかかりますが、飼う上でのメリットもたくさんあります。

持病がある猫や病気の治療中の猫は、手術時期を獣医と相談しタイミングをみて手術を受けさせましょう。

【去勢と避妊にかかる費用】

  • 去勢手術 1万円
  • 避妊手術 2万円

野良猫の保護に積極的な地域では、野良猫の去勢手術と避妊手術に補助金が出されています。申請すると5000円程度の補助を受けられますので、お住まいの地域をお調べください。

【ぜんこく 犬猫助成金 リスト】

犬・猫の不妊(避妊)及び去勢手術に対する全国市町村助成金リスト(外部リンク)

年間飼育費用は15万円

子猫から成猫まで、飼育のために毎月必ず購入するものはキャットフードと猫砂のみで、年間15万円程度かかります。

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飼い始めに病院にかかり飼育グッズをそろえてしまえば、それ以降はキャットフードと猫砂を購入するだけです。年に1度の予防接種を忘れずに受けさせ、病気をしないように気を付けてあげましょう。

【毎月購入するもの】

  • キャットフード 5000円
  • 猫の砂 2000円
  • 爪とぎ 1000円

【あると良いもの】

  • 猫のおやつ 1000円
  • おもちゃ 1000円

【年一回受けるもの】

  • 予防接種 5000円
  • 健康診断 2000円

【年間飼育費 約17000円】

猫の寿命が20年とすると、消耗品だけで240万円かかります。初期費用を合わせると約250万円。猫は腎臓や膀胱の病気になりやすく、寒い時期は猫風邪を引きやすいです。体調を崩して病院にかかれば、その分飼育費も増えていきます。

医療費を考えると、猫の生涯飼育費用は約300万円になるでしょう。

生涯飼育費用は300万円だけど安くおさえるコツがあります!

野良猫を引き取って飼うと、月17000円、年間12万円、生涯約300万円の飼育費用がかかります。

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猫を飼うと、お金だけでなくトイレ掃除にエサやりと病院通いといった、時間と労力を使います。飼い始めてから「こんなに大変だと思わなかった」と後悔しないようにしましょう。

猫の飼育費をおさえるコツは、

  • ケージや器は丈夫で長持ちするものを購入する
  • キャットフードは安いお店(ネット)で購入する
  • おもちゃとおやつは最小限のみ
  • 常に健康チェックして大病に注意する
  • キャットフードをあげすぎない

この5つです。長く使えるものは、初期費用がかかっても丈夫な製品を選びましょう。

キャットフードはお店によって価格が違うので、少しでも安く買えるショップを探して下さい。賞味期限があるので、大量にまとめ買いせず、1~2ヶ月分ずつ購入すると良いでしょう。

おもちゃとおやつは、たくさんあると猫が喜びます。ですがおもちゃは爪でひっかかれて壊れますし、おやつはすぐなくなります。消耗品にお金をかけるなら、撫でたり名前を呼んだり、スキンシップをしてあげましょう。

キャットフードをあげ過ぎると、猫がその量を覚えて我慢できなくなります。適量はフードのパッケージに記載されていますので、体重と年齢に見合った量を与えてください。

必要なものはしっかりと与え、あると便利な猫用品は余裕がある時に購入します。大切なのは猫の健康を守ること。それが一番の節約になります。

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